竹谷は先日のお使いの途中で白い鳩を見つけた。
鳩は地面に落ちており、たくさんの白い羽根が木の葉のように散っていた。しかも羽根の周りには小石が点々と落ちている。瞬時に何があったのか竹谷は理解できた。

「ひでぇことしやがる……」

恐らく人間が面白半分に鳩を小石で打ち落としたのだろう。木から落ちた鳩を、さらに追い詰める形で次々に小石を投げつけたようだ。鳩が受けた苦痛を考えると計り知れない。
鳩の傍にしゃがみ込んで、竹谷はなるべく傷つけないように怪我の具合を見た。白い羽が血で真っ赤になっていた。両方とも骨が折れてしまっているだろう。
ピクリとも動かないのでもう死んでいるのかと思ったが、鳩の丸い目が真っ直ぐに竹谷を見ていた。その瞬間、すぐさま応急処置を施した。そして、自分の頭巾を取ると血まみれの鳩をそれで包み込み、忍術学園への道を急いだのである。
とりあえず保健室で新野先生に診てもらい、鳩は一命を取り留めることができた。

「竹谷、残念だけどこの鳩はもう飛べないよ。骨が折れるというよりも砕けてしまっているようだからね」
「そうですか。なんとなくそうだとは思っていたんですけれど……」

ここへ連れてくる前から、もうこの鳩が飛べないような怪我をしていることを予感していた。だが、実際に言われると胸が苦しくなった。
竹谷は新野先生に一礼して包帯でぐるぐる巻きになった鳩を抱え上げた。

「これからどうするつもりだい?」

新野先生に背を向けた竹谷は瞳を閉じて眠っている鳩を見ながら答えた。

「生物委員会で飼います。コイツを拾ったのはオレですから、最期まで面倒見るつもりです」
「そうか」
「はい」

こうして毒虫と小動物の飼育小屋に鳩が加わった。けれども大分弱っているため、小屋は専用に作って隔離状態にすることにした。
鳩にはという名前を付けた。小屋に入れて1日目、鳩は意識を取り戻したのか瞬きをするようになった。さっそく竹谷は委員会の下級生たちに鳩のことを紹介した。しかし、鳩は竹谷を含め下級生たちを見ると、威嚇するように睨みつけてきた。加えて、餌を与えようとするとそっぽを向き、一切受け付けなかった。
怪我の具合を見ようとすれば、痛む翼を必死に動かして抵抗する。その際竹谷は無数の切り傷を作った。
そして今日でついに7日目を迎えた。
相変わらずは嘴を堅く閉じている。餌を全く食べていないので相当弱っているはずだったが、竹谷を拒絶する力はまだまだ残っているようだ。
竹谷は小屋の網越しに溜め息を吐いた。

「全く……。食べないと死んじまうぞ?」

こして竹谷が怪我をした動物を拾ってくることは珍しくない。野生動物ならば人間を警戒するのは当然なので、餌を食べない場合は多少乱暴でも無理やり食べさせていた。
けれどもは大怪我をしている。無理やり餌を与えようとすれば、その傷がまた開いてしまう可能性が非常に高い。出来る事なら、自分から餌を食べてもらいたいのだ。
いくら待ってもは餌を食べようと動かない。この日もダメだったと竹谷は小屋を後にした。
飼育小屋からの帰り道、背後で気配を感じた。しかも殺気を孕んでいるような強い視線が投げかけられている。
竹谷はガバッと勢い良く振りかえった。少し離れた植え込みの中に桃色の忍装束を纏った少女がこちらを見ている。
くの一がこの学園内にいるのはおかしくない。ここは忍者の学校なのだから。けれども竹谷は少女の出で立ちに驚いた。額と左足、両方の腕に包帯が巻いてある。特に両腕は酷い怪我らしく、添え木を当てられてぐるぐる巻きになっていた。日常生活に支障が出てしまうのは必須、といった様子である。

(酷い怪我だ……。忍務での傷か?)

色素の薄い髪はサラサラと肩でなびき、頬は雪のように白くて血色が悪い。死人のような隈もできていたが、大きな瞳からは強く竹谷に敵意を感じ取れた。美しいくのたまだが、表情は怒りで強張っている。

「オレに何か―――」
「どうして殺さない?」

少女の問いかけが理解できず、返事をしないでいると、少女がもう1度問いかけてきた。今度こそ怒りを剥き出しにして。

「どうしてあの鳩を殺さないんだ?もう飛べないのだぞ。飛べぬ鳥など、もはや鳥でも何でもなかろう?」
「見ていたのか?」
「質問をしているのは私だ」

苛立ちを隠せず眉間に皺が寄るのを竹谷は見ていた。

「使えぬ翼などいらぬであろう。あんな翼、殺さぬならば引き千切ってしまえば良い。人間の情けなど必要ない」
「引き千切るって……」

あまりにも過激なことを言い出す少女に竹谷は苦笑した。
竹谷はくのたまの両腕の状態を見た。両腕が折れてしまっていては、くの一としての授業は受けられない。もしかすると、何か腕に障害が残ってしまったのかもしれない。そう考えれば、彼女がそこまであの鳩に憎悪するのもわかる。自由に動けない身体が歯痒いのだろう。
そう自己完結させると、竹谷は植え込みの中に立つくのたまに近づいた。近づいてくるとは思っていなかったのか、少女は後ろへ一歩下がった。

「鳩を助けた理由が知りたいのか?」
「そうだ」
「そうだな、特にこれといって理由があるわけじゃない」
「何?理由が無い……?何だそれは」

少女は納得できないように顔をしかめた。
竹谷は、当時の状況を思い出すかのようにゆっくりと瞳を閉じた。

「まぁ、オレが生物委員だからってことも若干あるけど。血まみれの鳩を拾い上げたとき、アイツはオレを見たんだ」

全身を駆け巡る激痛でぐったりとした白い鳩。





「眼は、まだ生きてた」





竹谷を見つめる鳩の瞳は、まだ生きる希望を失っていない眼差しだった。直ぐ傍まで死が迫っていたが、鳩の眼にはまだ光りが残っていたのである。

「眼が……生きてただと……?」

少女は心底驚いているのか、目を丸くしたままポカンと口を開けている。
竹谷は『それに』と言葉を続けた。

「もう飛べないかもしれないけど、白い羽はすごく綺麗だろ?千切るなんてもったいない」
「な……に……っ!?」

あの鳩の羽は血を拭ってやると雪のように白い羽に変わった。見ているだけでも十分見る者を魅了する。
少女は頬をカッと赤らめてうろたえる。竹谷が首を傾げて見ていると、さらに頬を赤く染めてしまう。その様子は年頃の娘そのものだ。竹谷が次に瞬きしたときには少女の姿は影も形も見当たらなかった。

(何で赤くなってたんだ……?)

突然顔を真っ赤にしてしまった少女に疑問を持ちながら、竹谷は長屋に戻って行った。
















竹谷があのくのたまと出会った次の日から、どういうわけかが自分から餌を食べるようになった。さらに懐くとまではいかないものの、威嚇をしたり突いたりしなくなっていた。小屋に入れたときとは大違いの態度で後輩たちも驚いている。

「どういうことなんでしょうね?竹谷先輩、何かしましたか?」
「いんや、別に何もしてねぇよ。だからオレだって驚いているんじゃないか」
「そうですよね」

首にジュンコを巻いた孫兵と一緒に小屋の中にいる鳩を見た。お腹一杯になったのか、丸くなって眠っている。は人間の前では決して眠ろうとしなかった。常に周りを警戒していたのだが、今では気持ち良さそうに竹谷の見ている前でも眠るようになった。

「大分怪我も治ってきましたね」
「そうだな。そろそろ包帯も取って大丈夫だろ」

そう言って竹谷は小屋の鍵を開けると、眠っているのことを起こした。頭を指先で撫でてやると、ゆっくりと瞳を開いた。
竹谷は優しく静かにに言った。

「おい、包帯を取るぞ。大人しくしていろよ。な?」

は竹谷の声に応えるように大人しくしていた。竹谷がその間に包帯を壊れ物を扱うように外していく。傷はほとんど塞がっており、白い羽を拘束するものは何も無くなった。
翼を広げては軽く羽ばたくような仕草を見せる。しかし、強く羽ばたくことは出来ないようで、また静かに羽を休めた。
孫兵の表情が暗くなる。

「やっぱり飛べないようですね」
「ああ……」

孫兵の言葉に、竹谷はあの少女を思い出した。

「……」
「どうしたんですか?」
「いや、くのたまの子に『飛べない鳩を助けて何か意味があるのか?』って言われたんだ。オレはただ助けたかったからそうしたんだ。でも、もしオレの両腕が使い物にならなくなったら、あの子のように思うのかと……」
「先輩……」

両腕が使えなくなったら、忍者を目指す者なら行動がかなり制限されてくるだろう。日常生活にも支障が出てくる。それだけじゃない、たくさんの苦労が出てくるはずだ。
辛い人生が待っているだけ。だったら、いっそ死んでしまった方が良い―――そんな風に思うことだってあるだろう。生きている方が辛いという現実が待っている。
孫兵は、気まずい雰囲気に耐えかねて別の話を始めた。

「くのたまといえば、この前くのたまの長屋から一着制服が無くなっているのがわかったらしいですよ」
「泥棒ってことか?忍術学園に忍び込んでまでくのたまの制服を盗むとは……。いったい何になるんだか……」
「くのたまたちはカンカンに怒っていますよ。学園の生徒が犯人じゃないか、っていう話も出てるくらいです。竹谷先輩も、疑われないように気をつけた方が良いですよ」
「オレはそんなことしてない!」
「冗談です。ところで、もう行った方が良いんじゃないですか?」
「ああ、もうそんな時間か。今週はずっと実習で5年は外に出てくるから、虫たちの世話は頼むぜ孫兵」
「わかってますよ」

竹谷はじっと見つめてくるの身体を優しく撫でながら微笑んだ。

「それじゃ、お前も元気で待ってろよ」

小屋に鍵をかけ、竹谷は課外授業に急ぐ。
は風のように駆けて行く竹谷の背中をじっと見つめていた。
















5年生の実習終了の日の夜、忍術学園は騒然としていた。教師陣は戻って来た生徒たちの様子を学園長へ報告に走り、上級生たちは下級生たちを長屋から出ないように指示して回った。
久々知は先に学園へ戻って報告をしていたので、彼らを出迎える形となる。今か今かとずっと門の前で待っていた。夕闇にその姿が見えると、久々知は切羽詰まった顔で駆け寄る。

「八左ヱ門ッ!しっかりしろ!」
「落ち着け、兵助。新野先生は?」

血で黒ずんだ竹谷の肩を支えている雷蔵が静かに言った。
実習はある城への潜入だった。しかしその潜入中に雷蔵と三郎が敵に見つかってしまったのだ。囲まれてしまった2人を助けるために久々知と竹谷が囮になったのだが、途中で久々知を庇った竹谷が大怪我をしてしまった。
どうにか竹谷を連れて城を脱出できたが、城の周りにも多くの敵が潜んでいたため思うように手当ができなかったのである。

「もう新野先生は保健室で伊作先輩と一緒に準備している。急いでくれ!」
「わかった!雷蔵、そっちちゃんと支えてろよ」
「わかってる!三郎こそあんまり乱暴にしないでよね。ハチ、もう大丈夫だからしっかり……!」

竹谷の反対側を支えている三郎と一緒に雷蔵は門を潜った。
保健室へ運ばれた竹谷を布団に寝かせると、新野先生は伊作に指示を出しながら容態を診ていく。

「左右大腿骨傷損、第一肋骨骨折、頭部裂傷に発熱……。しかし、1番酷いのはこの腹の傷だな。内臓を貫通しているぞ……」

竹谷はほとんど意識が無く、苦しそうに息を吐いては吸う動作を繰り返している。その度に真っ赤な血が包帯を汚していった。傷のせいか発熱し、全身から珠のような汗を流して拳を握っている。

「はぁ……はぁ……っ!うぅ……ぐ……はぁ……!!げほっ!」

竹谷が口から真っ赤な血を吐きだした。布団に飛び、点々と赤く染めていく。
久々知は痛みに耐える竹谷を見つめながら言った。その表情は竹谷と同じかそれ以上の痛みに耐えているかのようだ。

「城内に腕の立つ忍者が潜んでいて、竹谷は薙ぎ払われて槍で一突きにされたんです……」
「ここまで運んで来れたことが奇跡だよ。……大変危険な状態だ。覚悟しておいた方が良い」
「「「そんな……!?」」」

3人の声が1つに重なる。いったい何の覚悟なのか、もう既にわかっていた。薄暗い保健室の中が余計に暗くなっていった。

「伊作くん、3人を外へ」
「はい。さぁ、行こう。ここは新野先生に任せてくれ」
「八左ヱ門!死んだら許さないからな!!絶対だぞ!!」

久々知の声は、最後の方になると涙声になってしまった。半ば強引に腕を引かれて久々知たちは保健室から退室した。雷蔵も目の端に涙を溜めてしまい、充血している。三郎は悔しそうに唇を噛んで俯いていた。
3人が退室後、新野先生と伊作は懸命に竹谷の治療をした。調合した薬を飲ませて傷口を縫合し、止血をしていく。処置が全て終わったのは明け方近くだった。蝋燭もほとんど溶けてしまっている。
治療はしたものの、竹谷は体力的にも限界だった。呼吸をするのも苦しいくらいだった。発熱はまだ続いており、身体から大量の水分が抜けていくのを感じた。痛みで全く眠ることができない。
すると、自分の横で誰かの声が聞こえてきた。

「おい」
「はぁ……はぁ……!……っ?」

朦朧とする意識の中で、竹谷はゆっくりと目を開けた。自分の寝ている隣にはあの少女の姿がいた。ここは面会謝絶で新野先生が竹谷を見舞うことを許すはずがない。痛みで頭がおかしくなってしまったのかと竹谷は思った。
くのたまの姿をした少女は、薄い色素の髪を揺らして竹谷の横に正座する。

「安心しろ。コイツらは眠っているだけだ」
「?!」

少女の視線を追っていくと、新野先生と伊作が折り重なるようにして倒れている。どう見ても自然に眠ったとは思えない体勢だった。

「はぁ……はぁ……っう……」
「何だ?何か言いたいのか?」
「傷……」
「?」
「治った……、んだな……はっぁ……よか……た」
「貴様……」

出会ったときにはあった少女の怪我はすっかり良くなっているらしく、包帯も何も巻いていない。両腕も包帯が取れているのを見て、竹谷は安心したように目を細めた。

「どこまでバカなんだ。今怪我をしているのは貴様の方だろう」

竹谷を罵る割には額に触れる手は優しかった。少女の掌が額に触れた途端、竹谷は意識がどんどん遠のいていくように感じた。汗で額に張り付いた前髪を払っている。
少女はじっと竹谷の目を見ていた。少女の真っ黒な瞳が竹谷の瞳を捉えたとき、ふと少女の瞳が細くなった。

「貴様は私にあの鳩の眼が生きていたと言ったな。私にはそれが何なのか全く理解できなかった。けれども……今の貴様の目、確かに死にかけとは思えんな」

高熱を出し、血で滲む包帯を巻かれ、臓腑を突き抜ける痛みに耐える竹谷。顔色は死者そのものだった。もう直ぐ彼を死が迎えに来るのだろう。
それでも、竹谷の瞳からは生きたいという強い意志を感じることができる。まだ希望を失っていない眼差しを少女に向けていた。竹谷も白い鳩を見つけたとき、同じ気持ちだったに違いない。
冷たい声が竹谷に降ってくる。

「私は人間が嫌いだ。それこそ、死ぬほどに。人間に助けられるくらいならば、死んだ方がマシだと思っていた。それなのに……私は、今の貴様のような眼をしていたのだな……」

どれほどのことをされれば、そこまで冷酷な声が出せるのだろうか。

「私は、人間から受けた屈辱と痛みを、決して忘れはしないだろう」

『けれども』と続ける少女の声色は、陽だまりのように温かだった。





「貴様がくれた優しさも、私は決して忘れぬ」





少女の言葉の意味が理解できず、質問をしたいのに竹谷は息が詰まって声を出すことができなかった。
意識がさらに遠のいていき、竹谷の瞼がゆっくりと閉じられていく。

「それから…………綺麗だと褒めてくれたこと、嬉しかったぞ」

薄れゆく意識の中、そう呟いた少女の背中に真っ白な翼が見えた気がした。
















チュンチュン、という鳥の声が聞こえて竹谷は目を覚ます。目の前にある天井の木目が徐々にはっきりとしてきた。
上半身を起こし、いつも通り伸びをしてボサボサの頭を掻いた。すると髪がじっとりと濡れていることに気が付いた。

(あれ?昨日そんなに暑かったか……)

薬棚付近に倒れている新野先生と伊作を見て、ようやく自分に何があったのかを思い出した。意識が朦朧としていたせいか、思い出すのに時間がかかってしまった。
ところが、おかしなことに竹谷はあれほど傷が痛んでいたにも関わらず、全く痛みを感じなかった。血で赤くなった包帯を取ってみれば、傷は跡形もなく消えてしまっているではないか。特に酷かった腹部の傷も痕さえ見当たらない。自分で触れてみても、痛みを感じることはできなかった。おまけに、あれだけ高かった熱もすっかり引いている。

(いったい何がどうなってるんだ???)

どうやら怪我という怪我はすっかり消えてしまっているようだ。血で汚れた真新しい包帯が、夢ではないことを告げている。

「そうだ!あの子は―――」

少女が座っていた場所を見ると、そこには一羽の鳩が横たわっていた。それは竹谷が小屋で飼っている鳩だった。
羽根が無残にも床に散り、酷い怪我を負って全身が真っ赤に染まっていた。ふっくらとした胸部より少し下の部分が特に酷い。あの美しかった白い翼も今は真っ赤だ。瞳は堅く閉じられており、既に息絶えているのがわかる。

「どうしてここにが……」

腕を伸ばし、死んだに触れた瞬間、あの少女の顔が浮かんできた。そして、次々に少女の言っていた言葉が蘇ってきた。





どうしてあの鳩を殺さないんだ?もう飛べないのだぞ。





飛べぬ鳥など、もはや鳥でも何でもなかろう?





私は人間が嫌いだ。それこそ、死ぬほどに。





人間に助けられるくらいならば、死んだ方がマシだと思っていた。





それなのに……私は、今の貴様のような眼をしていたのだな……。





私は、人間から受けた屈辱と痛みを、決して忘れはしないだろう。





けれども…………貴様がくれた優しさも、私は忘れぬ。






………、バカ野郎……!」

竹谷は血で汚れることも気にせず、をそっと抱き上げた。
冷たくなったの小さな身体を抱きながら、竹谷は嗚咽を殺して泣き続けた。そして、が目覚めることは二度と無かった。


2011.01.23 更新