真っ暗な森の中で私は走る。
逃げる。
けれども束縛されてしまう。
背中に感じる狂気。
目の前には、殺気を纏った双子の片割れ。
否、彼は双子ではなく、私の友達。
激しい怒りと焦りが私に向けられている。
私を殺そうと向けられる刃が光る。
逃れたい。
痛みから、恐怖から、逃れたい。
鳥肌が立ち、私はただ彼を見つめている。
彼は私を見つめ、そして瞳を閉じた。
なぜ?