<遊廓設定>
●遊女の階級
・太夫
最も各上の遊女。容姿はもちろんのこと、三味線や琴などの演奏や勉学にも通じており、大名の姫に引けを取らないほどの教養がある。
本来なら主人公はこの位置であるが、辞退している。
・天神
太夫に次ぐ上位の遊女。格子女郎とも言う。天神以上の女郎は花魁と呼ばれる。
・散茶女郎
天神に次ぐ遊女で上位ではない。天神や太夫は気に入った金持ちの客しか相手にしないが、散茶女郎はどんな客でも相手にする。
主人公はこの位置の遊女である。
・梅茶女郎
散茶の下に位置する遊女。散茶を薄めたような、というところから埋め茶→梅茶という呼び名になる。
・切見世女郎
1番格下の遊女。遊郭ではなく、長屋などで個人的に客を取っていた。
●用語
・廓(くるわ)
遊廓のこと。女郎たちが住まう見世だけでなく、花屋、八百屋、畳屋、そば屋などの一般的な店もあり、1つの街になっている。
・廓言葉(くるわことば)
遊女たちが出身地を隠すために使っていた遊廓独特の言葉。語尾に『〜ありんす』をつけるのが特徴で、別名では花魁言葉とも呼ぶ。
・大門(おおもん)
遊廓にある赤い門。遊女の逃亡を防ぐため、遊廓の出入り口はこの門のみ。読み方は『だいもん』ではなく、遊廓固有のもので『おおもん』と読む。
・楼主(ろうしゅ)
遊廓の主人。店の遊女たちからは『親父様』と呼ばれている。
・禿(かむろ)
遊女の身の回りの世話をする10歳以下の少女。遊女になる修行もする。
・新造(しんぞう)
禿が成長して13〜14歳になるとそう呼ばれる。新米の遊女。
・花魁(おいらん)
太夫や天神などの上位遊女を指す。客よりも立場が上だった。
・姐女郎
先輩の女郎のこと。
・旦那
所謂パトロンのこと。
・身請け
遊女を買い取ること。愛人や妻にすること。遊女は身請けを断る事は出来ない。
・足抜け
遊女が遊廓から逃げ出すこと。基本的に遊廓から出ることは禁止されていたため、捕まると折檻などの罰を与えられる。また、逃亡を手伝った者は遊廓の警備に処刑される。
・見揚がり
遊女が金を払って仕事を休むこと。
・水揚げ
遊女が初めて客を相手に寝ること。
・遣手(やりて)
客の品定めをしたり、遊郭の女郎たちを監視し監督する立場にある女性のこと。遣手は失態を犯したり仕来りを破った女郎に罰を与えるので、女郎たちから恐れられている。
・妓夫(ぎゅう)
遊郭で働く男性のこと。客引きや客の対応、未払い金の取り立て、用心棒などの仕事を様々熟している。
・花代
遊郭で遊ぶときに支払う代金で、廓では花代と呼んでいる。
・見世
遊女が 通りかかる客を呼び入れる格子構えの座敷。または女郎屋の事。
※あくまでも連載の中での設定です。実際の遊廓とは一切関係ありません。